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庄内弁は可愛い

と、思った小説を今日はご紹介。

庄内弁をしゃべる人に会ったことはないですが、
ぜひ一度会って話をしてみたくなりました。

なんだかほっこりしそうな気がします。


というわけで本日は、藤沢周平の
『春秋山伏記』をご紹介。

春秋山伏記

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『さて、それでどしたらええがの?』

そんな庄内弁が、ふと、口をついてでそうになる。

読み終わる頃には、自分も村の一員になってしまったかのような
不思議な感覚を覚え、すっかり「村」に解けこんでいることに気づく。

本著は、そんな懐かしくも温かい空気が味わえる、異色の時代小説だ。

物語の舞台は、山形県庄内地方。
東北の小京都と呼ばれる鶴岡にほど近い村落だ。

羽黒山のふもとにあるこの村に、ある日ひとりの山伏がやってくる。

大鷲坊(たいしゅうぼう)と名乗るその男は、
山伏装束に身を包んだ髭面で好色そうな大男。

最初は村人から訝しまれ、危険視すらされていた大鷲坊であったが、
次第に村に解けこみ、頼られる存在となっていく。

山伏だからといって、この大鷲坊が超霊力で、
あらゆる問題をバッサバッサと解決していく……という訳ではない。

さまざまな人間関係がおりなすドラマのなかで、
知恵と工夫と人情をもって、多様なお困りごとを解決していくのである。
(もちろん、山伏らしく加持祈祷を行うこともあるが)


しかし、大鷲坊が物語の中心にはいるものの、
この小説の主人公はむしろ、江戸後期の村人の誰それ、
あるいは村そのものだ。

村のインテリである「山伏」が果たした役目とは、
どのようなものだったのだろうか。

山伏が里で生きる姿に学びつつ、
人と人が織り成す人情の機微やドラマが、
現代に生きる我々の心を豊かにしてくれるような気がする。
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