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食の文化史

食の文化史

大塚滋著『食の文化史』(中公新書)



どこの家庭にもあるであろう、まな板。
ところで、まな板の「まな」とは何だろうかと疑問を持ったことはないだろうか?

「まな」とは「真菜」であり、
「菜」とは野菜などを意味するのではなく、「おかず」を意味するものであった。

すなわち「真菜」とは真のおかずであり、おかずのなかのおかずである。
そしてその真菜が何を指しておかずのなかのおかずであると言っていたのかというと、無論、魚である。

仏教思想が日本に定着した平安以降、肉食禁止令もあり、長らく日本人にとって最上のおかずは魚であった。
さらに魚のなかでも、海魚よりも川魚のほうがより上とされ、最も価値のある魚は「鯉」であった。

衣食足りて礼節を知る。とはいえ、食は体を動かすための餌ではない。
食は文化そのものであり、異文化理解の第一歩は食にあると言っても過言でないかもしれない。
逆に言えば、その土地の文化理解度が高まれば高まるほど、またその土地の暮らしになじめばなじむほど、異文化の食生活への抵抗もなくなっていくのであろう。

とにかく、食と文化は切っても切り離せないものであり、
「食文化」ほどエキゾチックに我々を魅了する文化もないと思う。
アメリカが人種のるつぼであるならば、日本は食文化のるつぼである。
そんな日本の食文化の由来を紐解く、知的好奇心と食欲をくすぐる一冊だ。


(前田)
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