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Don't think!

難しいことを難しくしか言えない者は、真の知識者ではない。
という訳で、今回は最近読んだお気に入りの本をご紹介したいと思います。
あ、今回担当の前田です。

感じる科学

さくら剛著『感じる科学』(サンクチュアリ出版)


今でこそ文系を気取っていますが、
元々はけっこうな科学少年だった前田です。

小学校の頃は、学研の科学のバックナンバーを
片っ端から読んでいました。

今でも意外と内容を覚えているもので、

血液型占いは非科学的で何の根拠もないから
信じるか信じないかはあなた次第
だとか、

肺を広げたらテニスコートぐらいあるとか、

宇宙のビックバンがどうとか…

とにかく学研の科学には随分とお世話になりました。

(ちなみに前田は昔、血液型占いが嫌いでしたが、
 大学の講義で「血液型占い=トーテム理論」という
 社会人類学的な見解を身につけ、寛容になりました。
 それについては長くなるのでいずれ)


さて。そんな訳で今回ご紹介するこの本ですが、
「聞いたことあるけどどういうことか説明できない」ような
科学理論や自然界のしくみを

かなりふざけて

解説してくれます。

「かなりふざけて」とはいえ、別にデタラメなことを言っているわけではなく、
しっかりと本質が理解できるように書かれています。

非常に分かりやすく、記憶に残る、
思った以上にためになる一冊でした。


その中から「進化論」について書かれた項をご紹介。

生物(種)の進化の要因として考えられているのは、
概ね以下のようなことだそうです。

・環境
・ライバル
・性選択


それでは、生物はどうやって進化するのか。

キリンさんの首が長くなったのは、
「高いところにある葉を食べれるように」ではなく、

「高いところの葉を食べれるような、ちょっと首の長いキリンが、
必然的に生き残っていった結果」ということだそうです。

これが「環境」がもたらす進化。


また、あるところに毒を持つカエルくんと、カエルが好物なヘビさんがいました。

ある時、カエルくんの毒に耐えられる屈強なヘビさんが現れます。
その突然変異のヘビさんの子どももまたカエルくんの毒がへっちゃらです。

そこで、もっと強い毒を持ったカエルくんが登場し、繁殖しました。
するともっと強い毒にも耐えられるヘビさんが現れ、繁殖しました。

今度はさらに強い毒を持ったカエルくんが…
というように、カエルくんの持つ毒はどんどん強くなっていきました。

これが「ライバル」による進化です。



最後に「性選択」です。

これは簡単に言うと、「モテるやつが生き残る」ということです。

これは「ライバル」と「環境」ともつながるのですが、
ようするに、より生存能力の高いものだけが子孫を繁栄させていくことです。

より首が長いキリンのほうが生存能力は高いわけですし、
女子からするとその逞しさがチャーミングなわけです。

同じ理由で、より毒の強いカエルのほうがモテるわけです。


…とここまで読んだところで、ふと進化のメカニズムは、
個人の成長のメカニズムと同じであるように思えました。

つまり、人間の成長を支ええるのは、


自らを鍛え上げる「環境」

切磋琢磨する「ライバル」の存在

そして「モテたい」という下心


ひるがえって言えば、

「認められたい」という欲求、
「尊重されたい」という欲求です。

(ちなみに前田は塾講師時代、
 生徒に「これ出来たらモテるよ」とそそのかしていました)



厳しい環境下のもと、
良きライバルに恵まれ、
モテようと努力するものこそ、
次代を担う新人類となりうるのである。


今日はこの辺で。おそまつ様でした。
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