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読みました。

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「この哲学者を見よ!」
ピエトロ・エマヌエーレ著



未だに「哲学って何?」という問いにすんなりと答えられないでいる前田です。
大学時代はそれこそ頭がおかしくなるぐらいもんもんと哲学してたんですが、やはりあらためて「哲学って何?」って聞かれるとうーんと考えこんでしまいます。


「~って何?」

という問いに対する回答って、
何をとっても難しいものだなと思います。

というのも、「~って何?」には
ふたとおりの求められているものがあり、
それはすなわち


「説明」と「解釈」


だと思うのです。

つまり、「間接民主制って何?」という問いに対しては、
「こういうことですよ」という説明でことたります。

しかし、「政治って何?」という問いに対して、
辞書的に語意の説明をするだけでは十分ではありません。


それゆえ「~って何?」に対する回答は
その人のロマンが感じられるような気がします。

そのことについて、その人が何を考えてきたのか、
どんな風に考えてきたのか、というような時間と情熱をあらわす
ロマンに満ちていると思うのです。



さて、それはさておき、
今回はつい最近読破した「この哲学者を見よ!」のご紹介です。

古代から近代にいたるまで、著名な哲学者の名言から、
その哲学者の考えや半生、歴史的な背景をつづったものとなっています。

哲学書というとご多聞にもれず、よくわからない言葉で
複雑怪奇にかかれているイメージがあるかもしれませんが、
この本は比較的平易な言葉で書かれていて、
哲学をしたことがなくても、哲人のエピソードとか、
名言にこめられた意味や背景を知ることができてオススメです。

そこそこ文量はありますが、
哲学史をまるっとカバーしているので、
哲学の入門書としてもオススメです。


哲学って重箱のスミをつつくような学問、
何の役にも立たない学問、
と言われることもありますが、

本書を通して読んでみて、

「人の思考は進化してる」とあらためて思いました。


哲学は人類の思考の歴史だと思います。

やはり、稀代の哲学者と呼ばれた人たちも、
先駆者の研究に影響を受けています。

そして哲学は

良い、悪い、

正しい、間違っている

なんてものじゃないんです。


そのことについて
どれぐらい情熱を込めて考えたか
という矜持なんだと思います。

多分、哲学には「実利」とか、「生産的価値」なんて
対してありません。

あるのはひたすらに「内的な価値」だと思います。

思考の積み重ねが、自らの「哲学」で、
多分、哲学は外から眺めているだけでは
それこそホント何の役にも立たないと思います。

自分でやってみて初めて意味と価値のあるものだと思うんです。


「哲学なんて必要ない、役に立たない」と思う方は、
ためしにやってみるといいんだと思います。

きっとホントに役に立ちません。笑


哲学は、「役に立っているのが見えにくい」学問だと思います。

そもそも自分が哲学に傾倒するようになったのも、
大学の恩師の、

「社会に出たら、哲学なんてできないから、哲学をやるといい」

という勧めがきっかけで、それから本格的に哲学に取り組むようになりました。




まぁそんな訳で、本書の中で特に気に入ったところは、
「神は死んだ」の言葉で有名なニーチェについての項です。

ニーチェは「神には死んでもらったほうがいい」とまで言った男です。

詳しくは割愛しますが、
そんなニーチェが訴えたかったのは何かというと、
「運命愛」だったんです。

これは運命に従え、とか
運命と闘え、という訳ではなく、

人生を愛し、

人生を統べる法則を愛せよ、

ということでした。


ニーチェが訴えたかったのは、
人の作った道徳律や規範にぶらさがって
受動的に良い子ちゃんになるのではなく、

もっと能動的に、道徳について考えて行動しろ!
ということなんです。(多分)

ニーチェが訴えているのは、「強く、高貴であれ!」ということです。

前進すること、

あるいは前向きな意欲への美徳を持て、ということだと思います。


「人間の偉大さを私が表わす言葉は『運命愛』である。

 必要なことは、運命をただ耐えることではなく、

 ましてや無関心でいることでもなく、愛することなのだ」(ニーチェ)


人生を愛し、愛しながら、人生を統べる法則を愛する。

憎まず、悲観的にならず、あきらめず、


愛せよ!


能動的な意志が人を偉大にする。

「愛でる」ってすごいパワーを秘めてる気がします。


そんな訳で、

カフェのテーブルを占拠した不届きものをも、

愛せよ!!

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