ついったーはじめました。
プロフィール

梓書院

Author:梓書院
九州・福岡の出版社、梓書院のスタッフによるブログです。出版のご用命は当社まで。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
-

Trackback

Trackback URL

182

せいめいのれきし

こんにちは、じめじめした季節が苦手な今回担当の副島です。

今年は例年よりも、ずいぶんと季節が気まぐれであったように感じます。
4月半ばくらいまで上着が要るような寒い日が続いていたかと思えば、5月に入るとぽかぽかを通り越して一気に25、6℃、ついには30℃という夏日。
過ごしやすい春の日は風のように過ぎ去ってしまいました・・しょんぼり。
そろそろ南の方より梅雨の気配が近づいてまいりました。みなさま、じめじめに便乗してくるカビにはどうぞお気をつけください。



さて、先日遅ればせながら、芥川賞で話題になりました小説『きことわ』を読ませていただきました。
内容については触れませんが(個人的には結構好きなお話でした)、この小説文中でちょっと気になるものがありました。
主人公の貴子と永遠子が夢の中で読んでいた「黄色い絵本」。地球が出来てから今までの生命の歴史を描いた絵本、と文中では表記されています。
これを読んで、既視感に「ん?」となったのですが、同じことを思った方がいらっしゃったようです。
多分、この本がモデルなのではないかと。

61B0CPGM18L.jpg
バージニア・リー・バートン(著、イラスト)、いしい ももこ(翻訳)

自分も持っていて、幼稚園から小学校、小さい頃に読んだ絵本でした。
丁度作者の年齢と自分が同じくらいで、もしかしたら同じように、子どものころに読んでいたのかもしれない、と思うとなんだかとても親近感を覚えます。
内容はその名の通り、地球と生命の歴史を描いた絵本で、「古生代デボン紀」「カンブリア紀」など、ちょっと難しめの言葉も入っているものだったと思います。
良く書き込まれた不思議な雰囲気の絵や、また、最初のページからずっとフィルムが繋がっているように描かれているのが、なんだか印象的でした。
(肝心の絵本が、どこにしまいこんでしまったのやら、結局家から見つからなかったのが残念です・・)
子どもが読む科学の本としてとても良い本だと思いますし、また大人が読んでも十分面白い本だと思います。
ずいぶん古い本だと思っていたのですが、まだ絶版ではないのに本当に驚きました。
1964年発行にもかかわらず、というロングセラー。一体何刷目なのでしょうか。尊敬しきりです。

進化論、といえばダーウィンがとても有名で、日本ではこの進化論を信じていない人間はほとんどいないと思われます。
しかし、実は宗教的な立場からは反対の声が根強く、アメリカでもキリスト教を中心に4割近くの人が否定的な見方をしているというのは有名です。その他、イスラム教などでも反対する声は強いとのこと。
日本では生物の教科書に「進化論」が説明されているのは当たり前のことですが、そういう地域では逆に「生物は神の創造による」という創造説を教科書に載せるよう運動があっているそう。
学界的には受け入れられていることでも、社会的一般的には受け入れられない。なかなか難しいものです。
日本では、進化論=ダーウィンの「自然選択説」が主に教科書などで取り上げられている内容になりますが、実際は進化論もそれから時代にあわせ、各方面で「進化」しているようです。
遺伝子の発見と突然変異をはじめとして、中立進化、種の存続のための進化、社会生物学的進化、細菌による遺伝子伝播、進化発生生物学など・・最初の自然選択説では説明できなかった「不利な進化」や「変化の過程」について、様々な方面より証明が試みられているとのこと。

しかしながら、生物の進化、そこに何らかの「意図」が介在していないか?というのは、いつの時代にも燻っている論争のようです。神様であったり、あるいは宇宙人のようなものであったり。
進化論で現在議論されていることはマイナーチェンジにあたるものが多く、モデルチェンジというべき事象についての内容はまだ議論の過程です。
カンブリア紀のような水中生物の時代から、恐竜のいた中生代、そして現代。想像できないような世界の変化。
どちらにせよ、何万年、何億年という気の遠くなるような昔から続く変化なので、目の前でその証拠を目撃することはできないのでしょう。(もしくは、それと気づかないほど些細なのかもしれませんが)

めまぐるしく変化する目の前の事象を追うことに疲れたら、そんな何億年も前の時代に、そしてそこからずっと繋がっていると思われる生命の鎖に、目を向けて見るのも面白いかもしれません。

 
関連記事
スポンサーサイト
  • Date : 2011-05-23 (Mon)
  • Category : 未分類
0

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
0

Trackback

Trackback URL

検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
Return to Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。