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九州・福岡の出版社、梓書院のスタッフによるブログです。出版のご用命は当社まで。

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表現の自由というもの。

こんにちはこんばんはおはようございます。
24時間対応の挨拶から失礼いたします、今回担当の副島です。

ついに師走12月も半分を過ぎまして、卯年の足音もぴょんこぴょんこ聞こえてくる頃となりました。
やれお歳暮だクリスマスだ年賀状だと忙しい方も多いのではないでしょうか?

弊社梓書院もなかなかに騒がしい年末を過ごしております。
例えば1月下旬発売予定の「季刊邪馬台国108号」なのですが、先生方はもちろん年末年始はご自宅の用事がお忙しいわけですから、お原稿のやり取りはその前に終らせなければならない、ということで。
必然的に年末に向けて編集作業真っ最中となっております。
そのほか、1月に納品させていただく書籍の場合は印刷の関係で年明け一番に入稿しなければいけない・・等々。
5月のGWや8月のお盆の時期もそうなのですが、長期休暇の前後は印刷所さん共々スケジュール調整が大変です。
余談ですが、本の流通を行っている取次ぎさんなども年末年始は止まってしまうことが多いので、休みを挟むと店頭で注文した本などが届くのに、より日数が必要となります。欲しい本のご注文はどうぞお早めに・・!



さて、今回の表題ですが、「表現の自由」。
先日よりネットやツイッターなどでとみに話題になっておりました、
『東京都・青少年の健全な育成に関する条例』。
耳にした方も多いのではないでしょうか?
PTAをはじめとした約4万の賛成署名に対し、ネットを通じ全国から15万以上の反対署名・陳情があったにもかかわらず、12月15日に可決成立したこの東京都条例について、簡単にご紹介したいと思います。

まず、なぜこの、東京都の1条例がこんなに話題に話題になったかと言うと、
「非実在青少年」つまり「漫画やアニメの登場人物」
の行動を規制する(不適切な作品を規制する)法案であったということでした。

以下、改正法案の問題部分です(「wikipedia」より)
図書類の発行、販売又は貸付けを業とする者並びに映画等を主催するもの及び興行場(興行場法(昭和二十三年法律第百三十七号)第一条の興行場をいう。以下同じ。)を経営する者は、図書類又は映画等の内容が、次の各号のいずれかに該当するものと認めるときは、相互に協力し、緊密な連絡の下に、当該図書類又は映画等を青少年に販売し、頒布し、若しくは貸し付け、又は閲覧させないように務めなければならない。
一 青少年に対し、性的感情を刺激し、残虐性を助長し、又は自殺若しくは犯罪を誘発し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの。
二 漫画、アニメーションその他の画像(実写を除く。)で、刑罰法規に触れる性交若しくは性交類似行為又は婚姻を禁止されている近親者間における性交若しくは性交類似行為を、不当に賛美し又は誇張するように、描写し又は表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を妨げ、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの。


以上の法案は、若年者に対し過激な描写のある作品を規制し、悪影響を防ぐ目的であるとの名分によっています。
またこれらは、諸外国からも指摘を受けている、寛容な児童ポルノに対する規制をにらんだものでもあるようです。
これまでの児童ポルノ規制が「実在人物」の被害に対する規制であったのに対し、被害者のない「非実在人物」作品の規制、つまり作品の“影響力”を規制するという点が大きな変化であると考えられます。
「非実在」犯罪の作品であっても、その模倣、もしくは思想や性癖に影響を受ける可能性があると危険だとする考えです。

これに対し、何故、全国から反対運動が起きたのかということです。
上記法案の問題点は、検索すれば反対派の方々がわかりやすく述べていますが、簡単に列挙します。
・対象に「実写」や「小説など活字記事」が含まれていないこと。
(これについては、実写は既に業界による規制が行われているため、活字は図画に比べて視覚認識による影響力が劣るため、とされている)
・法案の適用基準が明確でなく、“審査係”の恣意が入る余地が十二分にあること。同様に拡大解釈の恐れがあり、「表現の自由」を犯しかねないこと。
・適用基準があいまいなことから、現場の萎縮につながり、漫画・アニメ文化の衰退につながる、ということ。
・出版社、サブカルチャーの多くがあつまる東京都で施行されれば、大きな打撃になること。また、他の道府県も追随する可能性があること。
・・などが反対派の主な論点です。
特に政治不信の強い若い層では、都の権力顕示、また政治による「サブカルチャー規制」「漫画潰し」ととらえて、激しく反対する動きになっているようです。


「表現の自由」か、それとも「公共の倫理」か。
勿論、二者択一ではなく、双方が歩み寄って合意点を探すべきと考えます。
行政の傲慢で制限されるべきではありませんし、同時に表現の自由を唱える側にも一定の自制が必要です。
これは、漫画だけでなく、すべての表現者、そして出版マスコミにも関連するものでしょう。

法案成立から施行までまだまだ話題になりそうなこの法案ですので、ぜひ足跡をたどってみては、と思います。
その際は流言飛語に踊らされないよう、どうぞご注意くださいませ。(笑)
 
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  • Date : 2010-12-18 (Sat)
  • Category : 未分類
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